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某山中の洞窟。
前日の長雨で地面はぬかるみ、一面が苔臭い。
そんな、不衛生な洞窟を進む金羊毛団の三人。
ハインネ「くっさ。ゴブリンって嗅覚がないのかしら?よくこんなところで生活できるわね。」
ヒューゴ「さいですなぁ。」
ヨアヒム「・・・。」
ザロモン「・・・。」
ハインネが小声で悪態をつき、ヒューゴが間の抜けた相槌を打ち、残りの二人は無言で歩を進める。
農地を脅かすゴブリン殲滅…これが今回の仕事だ。
まぁ簡単な仕事で分かりやすい。
うるさい姫さんはともかく、他はそこそこ経験を積んだ連中だ。
下手すれば自分だけでも片付く。
ザロモンは、そう思いながら歩を進めている。
大抵のゴブリン居住地のご多分に漏れず、この洞窟もそんなに深くはない。
4人は、ほどなくして最深部へと突き当たった。
そこに待ち受けていたのは、ゴブリンシャーマンに率いられた7匹の群れ。
思っていた以上に数が多く、ハインネは面食らったようだが、ザロモンは間髪入れず切りかかった!
ザロモンの一撃で、ゴブリンが血しぶきを上げぶったおれる。
続いて、少し遅れたハインネが切りかかるが、簡単にゴブリンに躱される。
体勢を崩したハインネにゴブリンシャーマンが襲い掛かろうとしたが、ヒューゴの放った弾丸に
右肩を砕かれ転倒した。
一瞬で体勢が決し、次々と逃げ出すコボルトたち。
金羊毛団の面々は逃げ遅れたゴブリンとシャーマンを膾切りにする。
ザロモン「…ちょろいな」
ハインネ「…はぁはぁ…そうね。」
ヒューゴ「さいですな。」
ヨアヒム(無言で十字を切っている)
仕事を片付けた4人は得物や衣服についた血糊を拭うと洞窟を後にした。
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